2006年09月03日
うぉーたー!
昔から飲料水の確保にはずいぶん苦労したようだ。
昔は最初の写真にある丸い「トゥージ」とよばれる水槽に水を貯めていたそうだ。
この「トゥージ」の製作・運搬にはかなりのお金が必要で、その大きさで貧富が分かったという。
その後、トゥージのとなりにあるセメントタンクが普及し、またかーら屋ーの広まりで雨樋から雨水を集めて貯める大きなコンリートタンクを設置する家も増えたそうだ。
写真のコンクリートタンクは今いるかーら屋ーのものだが、本島に普通にあるアパート並の大きさがある。
無駄な使い方はしないで、洗濯と食器洗いの始めにしか使用しないにもかかわらず、二か月足らずでタンクは空になった。
現代の生活は意外に水を使うのである。
いまでは水道設備が完備しているが、ここ粟国島では水は海水をろ過してつくっている。
だからコストは高くつく。
たまたま聞いたラジオ放送で、全国の水道料金の比較というのが流れていたが、それによると1立方メートル(1000リットル)あたり30円台から300円台まであり、はばがあるらしい。
つまり低いのと高いのとでは10倍の差がある。
粟国は300円である。
もちろん高い。よね?
6人家族のお向かいさんは水道料金が月一万円を超える時もあるらしい。
うーん、落ちがないな。別の水が必要だね。
Posted by 瓦屋根 at 22:33│Comments(0)
│粟国島