2006年09月20日
主のいないかーら屋ー
大きな屋敷内には、今はご覧のとおり雑草が生い茂り、主はいない。
この家を建てた主はうちなーでいえば、ハマヤー(がんばりや)だったのであろう。
かつての牛小屋か馬小屋が広いコンクリート作りで、しかも農具などを納めたであろう倉庫も同じくコンクリート作りで大きい。
しかし母屋であるかーら屋ーの正面の瓦は、今は軒桁から下はきれいに落ちて、むき出しになった垂木にブルーシートをかぶせている。
(写真は後ろ側から撮影)
元の主の子供達はすべて島をでてそれぞれの場所で定住している。
たまたま盆の前後で本土から帰省していたひとりの息子さんに補修の見積もりを依頼された。
お互い無理のない数字を出したのだが音沙汰なしである。(正直請けても大変)
仕事がとれるとれないの返答は別にして、生家であっても定住者のいない家のことを、残された子供達で相談しまとめるは結構大変らしい。
それでもかーら屋ーは親族・縁者が来てくれるのを待っている。
と思う。
ほんとにそう思う。
Posted by 瓦屋根 at 01:28│Comments(2)
│粟国島
この記事へのコメント
こんばんわ。
過去記事にコメント、ってのも、どうかと
思ったのですが、
とても色々思わせられたので・・・
本当に、ウチナーンチュは「家」というものを
大事にするなぁって思います。
こうやって、瓦がはげて、ボロボロになっても、
修復しようという気持ちがある。
もちろん、実際には島を出て他の場所で生活をしてても、
どこかで この 家の事を ふっと思い出すのでしょうね・・・
この、親族を待ってるおうちを なんだか愛しく感じます。
過去記事にコメント、ってのも、どうかと
思ったのですが、
とても色々思わせられたので・・・
本当に、ウチナーンチュは「家」というものを
大事にするなぁって思います。
こうやって、瓦がはげて、ボロボロになっても、
修復しようという気持ちがある。
もちろん、実際には島を出て他の場所で生活をしてても、
どこかで この 家の事を ふっと思い出すのでしょうね・・・
この、親族を待ってるおうちを なんだか愛しく感じます。
Posted by おけい at 2007年01月24日 23:56
☆おけい さん、こめんとありがとうございます。
>過去記事にコメント、ってのも、どうかと
>思ったのですが、
いえいえ、とんでもありません。
むしろこちらこそ有難うございます
粟国島で仕事していた当時、
いろいろ考えることがありました。
これからも、よろしくです。
>過去記事にコメント、ってのも、どうかと
>思ったのですが、
いえいえ、とんでもありません。
むしろこちらこそ有難うございます
粟国島で仕事していた当時、
いろいろ考えることがありました。
これからも、よろしくです。
Posted by 瓦屋根 at 2007年01月26日 21:18