2006年09月14日

初めての船旅

生まれる子牛がいれば売られて行く子牛もいる。

生まれて八か月経つと子牛はセリにかけられ新たな飼主へ引き渡される。

写真の子牛がそうである。

牛たちにもわかるのであろうか、飼い主が来ると餌がもらえると思い寄ってくるのだが、子牛を運搬するゲージが小屋の近くに入ったとたんに、牛たちはさっと散っていった。

運搬予定の子牛はたまたまなのかあるいはわかっていたのか、少し前からどこへいったのか行方不明である。

飼い主が餌を与えて牛たちを集めたら行方不明の子牛ものっそりと現れてきた。

子牛の手綱を引っ張って誘導すると、普段飼い主が引く場合おとなしくついて行くのだが、今回はあきらかに嫌がっている。

セリに出された子牛は初めての船旅で、もう二度と生まれ故郷粟国島の地を踏むことはない。


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Posted by 瓦屋根 at 09:18│Comments(0)粟国島
 
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