2006年02月06日

拝所(うがんじゅ)

沖縄市
拝所(うがんじゅ)

漆喰瓦屋根のある集落・地域は、畑や山林原野をつぶしたり、海岸を埋めたてた新興住宅地などではありません。

古くからある集落・地域ですが、簡単に言えば公民館がある地域です。
そのような地域には必ずといっていいほど、聖域としての拝所(うがんじゅ)がいくつかあります。

昼の休憩時間や地域散策(営業)で見かけると訪れるのですが、どの地域のうがんじゅも厳かで不思議な空気が漂っています。

聖地・聖域であるうがんじゅは、寺社と違って人工的な装飾や建造物はあっても、あまり目立たないように配置されていて、たいていは老木と小さな祠や香炉があることが多いです。

しかし、質素で素朴な空間であるにもかかわらず、それぞれのうがんじゅはすべて異なった独特の雰囲気を持っているのです。

ここもそうです。

この写真のうがんじゅはたしかビジュル(霊石)が安置されていたと思いますが・・・
ネットで調べてもわかりませんでした。
いや~、とちりました。入り口に表示があったのに・・・
わかれば改めて書き込みます。


この写真をみてどこのうがんじゅかあてるかたは、なかなかの「うがんじゅ探検隊」だと思います。


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Posted by 瓦屋根 at 23:07│Comments(2)文化
この記事へのコメント
厳かな感じがいいですね
身が引き締まる思いします。
Posted by kenp at 2006年02月07日 10:23
kenpさん、いつも書き込みありがとうございます。
沖縄で最高の聖地(拝所:うがんじゅ)のひとつである斎場御獄は世界遺産でもあり、いろんなひとがとりあげますので紹介はいらないでしょう。ただ、岡本太郎は、ミーハー的な表現ですが「なにもないのにすごい!」みたいなことをいってたようです。ここの写真とも共通しますよね。沖縄の面白いところは、こういう雰囲気をもった拝所がごく普通の集落でいたるところにあるということです。もう少し補足すると岡本太郎はわざと「なにもない」と言ったのであって、ほんとになにもないとは言ってません。いろいろと彼なりの解釈で聖地の印象を解説してます。
Posted by 瓦屋根 at 2006年02月10日 22:29
 
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