2006年10月15日

「職人」気質

『職人』という本(永六輔著:岩波新書)をみつけた。

おもわず、にやりとしたり、したいひゃー、と相槌を打ちたくなる

名もない職人達の言葉に脱帽・・・


「職人気質(かたぎ)という言葉はありますが、

芸術家気質というのはありません。

あるとすれば、芸術家気取りです。」


「おい、若ェの!

何もできなくっていいから、せめて、元気のいい返事ができねェか」


「樹齢二百年の木を使ったら、

二百年は使える仕事をしなきゃ。

木に失礼ですから」


「職業に貴賎はないと思うけど、

生き方には貴賎がありますねェ」


「人間、<出世したか><しないか>ではありません。

<いやしいか><いやしくないか>ですね」


「百姓ってのは、百種類の作物をつくれる職人ってことなんだってさ」


「コラッ! あんまり勉強するとバカになっちゃうぞ」


勉強しなくても馬鹿もいるけど・・・

「職人」気質


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Posted by 瓦屋根 at 23:37│Comments(0)文化
 
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