2006年02月17日

琉球石灰岩

赤瓦や漆喰の話ばかりしてしまいましたが、

沖縄の伝統建築で忘れてはならないのが、琉球石灰岩です。

代表的なのは、グスクの城壁、門中墓、石橋、民家の屋敷周りの切り石積みを思い出すことでしょう。

実は沖縄の伝統的建築物は木造と石造の折衷でもあるのです。
琉球石灰岩
台所(とぅんぐぁ)の周囲や住宅の裏の壁を石灰岩で積むことが多く見うけられるのです。

これは、木材だけに頼らず、できるだけ強固にかつ長持ちさせるように工夫した結果でしょう。

ろくな工作機械など無い時代の建築なのですが、よくみるときれいに石がそろっています。

琉球石灰岩


この写真は旧具志頭村の住宅なのでおそらく石は、港川粟石です。

あの有名な港川人が発見されたところです。

この石は粒の細かい「かみなりおこし」のような風合いです。

そっくりです。違いは食べられないだけです。ベー


同じカテゴリー(伝統建築)の記事
名所見学
名所見学(2024-12-12 08:17)

袋中上人ゆかりの寺
袋中上人ゆかりの寺(2024-12-10 11:44)

青竹の床
青竹の床(2023-02-06 12:16)

再建のその後は
再建のその後は(2023-01-28 16:41)


Posted by 瓦屋根 at 22:46│Comments(3)伝統建築
この記事へのコメント
琉球石灰岩とかみなりおこしの違いは、琉球石灰岩は食べられないと書きましたが、思い出しました。なんと食べられます。もちろんそのままでは食べられませんが、琉球石灰岩はカルシウムの塊です。これを加工したカルシウム健康食品があったはずです。え?じゃ違いは? 
Posted by 瓦屋根 at 2006年02月18日 11:18
  私の住宅は鉄筋コンクリート造。
本音は赤瓦屋根の琉球建築造が夢でした。
でも諦めてはいません。

 いつか必ず夢を実現させます。
その時はよろしくお願いします。

 強烈なこだわりを持っています。
 いつか、きっと・・・。
Posted by まっつぐ at 2006年12月12日 18:27
まっつぐさん、だいぶ以前の記事なのに、読んで頂いてうれしいです。

これからもよろしくおねがいします。
Posted by 瓦屋根 at 2006年12月12日 23:43
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。