2006年02月03日

さとうきびに囲まれて

旧東風平町S型瓦屋根住宅(陶器瓦)
さとうきびに囲まれて


ここのブログのメインページに、「あなたが沖縄で住んでみたいと思うロケーションは?」
というアンケートがあります。

さとうきびに囲まれた瓦屋根屋敷をアップしました。
アンケートに参加予定のブロガ-のみなさんに参考になるでしょうか?

この瓦住宅の家人の話では、家の右後方から風が抜けるので、夏でも涼しいということでした。
右後方は北よりになっているので、冬は北風があたり少し寒いかもしれません。

でも家の向きはもちろん伝統にならい南向きです。ですから日当たりは最高です。

 ここの家主さんであるあばあちゃんは、茶湯にはいまでも天水(雨水)を使っているそうです。
天水は屋根から樋を通して集めてるんですね。
そのほうがおいしいんだそうです。
その話しは糸満のある集落でも聞いたことがあります。

「自然派」をめざしながらも、結局「水道水」やペットボトルの水しか飲めない方々には参考になりませんか?

最近、豊見城の真玉橋近くを通ると、ほのかにさとうきび製糖のあまったるいような香りがただよってきました。
製糖工場が近くの、たしか南風原町津嘉山にあるのですが、香りはそこから発信されています。
私はいい香りだと思うのですが、他の方はどう思われますか?

きび畑を持っている家では「うーじとーし」という重労働が年末年始あたりからはじまり大変ですが、
一般の人達は、正月をすこしすぎたあとに漂う製糖の香りに季節を感じたものでした。

少し前までは本島には、糸満、西原、具志川、今帰仁、名護羽地に製糖工場がありましたが、時代の流れとともに閉鎖されています。

糸満と西原の工場の跡地は既にショッピングセンターにかわりました。
沖縄の産業で一時代をなした製糖業でしたがいまは寂しいかぎりです。

ここを見ているいるブロガーで、なおかつ若い方でこのキビ話しにうなづいていただける方がいらっしゃれば、非常にうれしく愉快になるのですが、どうでしょうか?いるかな~?

大量生産・消費ではないところで黒糖が沖縄ブランドとして、差別化してがんばっているので、郷土そして沖縄を愛するかたがたは応援しましょう。


追記:ところで先の南風原の工場と他にまだどこか(具志川?)の工場が交互に操業していたかもしれません。正確な情報おもちの方はコメントで訂正いただければありがたいです。


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この記事へのコメント
うーじとーし、大変ですよね〜
おじーが元気で全盛期の頃は、1月から3月一杯休日はうーじとーしでした。
日曜日に皆で倒せるだけ倒して、月曜日におばーとおじーがくびって、高校終わってから、夜9時前まで、キビを出してたな〜
いまでは、1台分を家族で楽しみながらやってます。
実家が具志川で製糖工場も近く、時期になると香ってきましたね〜
小さい時は臭いと思ったのですが、最近はいい感じ

瓦を通って、貯まる天水
小学生くらいの頃はよくおいしいねって、飲んでたのに
いつから飲まなくなったのかな〜
今度、おばーのお家で飲んでみます。
Posted by kenp at 2006年02月03日 12:56
kenpさん、コメントありがとうございます。
実は私も小さい頃は製糖工場からの匂いは臭いと思いました。
まあ、小さい子供が酒や香辛料が苦手だけど、大人になると好きになるのと同じじゃないでしょうか?  ははは(苦笑)、それとこれは別ですね・・・
Posted by 瓦屋根 at 2006年02月03日 20:31
 
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