2005年12月14日

なんちゃって「原風景」

生垣と石垣のある風景 
なんちゃって「原風景」なんちゃって「原風景」
 
 コンピュータグラフィックで理想の男性や女性を、顔型とか目鼻口などパーツを組み合わせてつくると、美男美女には違いないのですが、いそうもない非現実的な顔立ちになってしまうのを何かのテレビ番組で見たことがあります。

 前回の記事で私が述べた「原風景」は沖縄らしさが残るいくつかのシーンを切り貼りしてコラージュ風にした「なんちゃって原風景」でした。現実には存在しない風景です。

 ですから、現実に存在する竹富島の風景にはかないっこないのです。

 ところで、うちなーんちゅでも知っていても訪れた人は少なかったりするのですが、味わいのある集落でお勧めなのが、本部町の海洋博記念公園に隣接する備瀬集落です。

 集落を外から眺めると福木の森がこんもりと生い茂って住宅は目立たちません。備瀬を知らない人はそこに集落があることに気づかないです。
 あまりに福木が立派に生長して外からはわかりませんが、集落の中に入ると路地は碁盤目のように整然としています。そして路地伝いに防風林をかねた福木が、空を真上に見上げるほど生長し各屋敷を守っているのです。
 
 福木並木を近くによってよく見ると、驚くことに樹の幹が根元から互いに絡み合ってよっぽどの風がこない限り倒木しないようになっているのです。びっくりします。一本一本が独立して立っているのではないのです。 
 
 猛烈な暴風の吹き荒れる日でも、恐らく集落内の路地は安全に行き交いできるのではないでしょうか。
一度現地で経験してみたいのですが、地元の方にはいい迷惑でしょうね。
 
 備瀬集落の福木並木も沖縄の誇れる素晴らしい景観だと思います。

 昨年ぶらぶらと地域散策(営業)がてら備瀬によったのですが、うふそーなので残念ながら写真は取っていません。
 
 ネットで「本部町 備瀬」で検索すると写真がらみの記事が結構出てきます。


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