2007年03月09日

瓦屋根の仲間達(その2)

瓦屋根の仲間達(その2)

Iさんという、年配の職人さんがいる。

この方は ゆんたくじょーじ である。

仕事で手を動かす以上に、口がよく動く。

しかし、やまとぅぐち が苦手なので、

もっぱら、うちなーぐち で しゃべりまくるのである。

Iさんは、かつて一時期ハイヤーの運転手をしていたことがあったらしく、

あるときの観光客への案内が、こうであったという。

旧日本軍の牛島中将が切腹した〈史実は別にして)

といわれる南部戦跡を案内しながら・・・


Iさん : ここが ウシ さんが ワタ 切ったところです。


といったとか・・・・


また、観光客からモクマオウ の樹を

「あれは何の樹ですか?」

と尋ねられ


Iさん: 松の  いとこ です。

といったとか。


そういえば、中城の現場では、

Iさんと瓦屋根ふたりだけの日があった。

Iさんが結構年配であるのに、朝礼の挨拶をなかば押し付けられた。

そのときの理由が、

「あんた やまとぅぐちじょーじ だから あんたやりなさい」

であったのを思い出した。

Iさんのことを、別名「放送局」という職人さんもいる。

ローカルだけど。
 


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この記事へのコメント
はじめまして!
古宇利島に赤瓦家を建てようと思っているまめっちと申します^^
初めてブログ拝見させていただきました!
こういうブログを探していました!!!
ぐらいに夢中になって読んでしまいました^^
ちょくちょく遊びに来ます♪
Posted by まめっち at 2007年03月09日 10:33
☆まめっちさん、こめんとありがとです。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by 瓦屋根 at 2007年03月09日 18:29
 
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