2006年09月29日

恐怖のカーラ屋ーならではの遊び

シーサーを壊した犯人探しはやめよう。

漆喰シーサーを直して、思い出したことがある。

カーラ屋ーならではの遊びである。

この遊びに名前があったか定かではない。

そして地域によってルールが微妙に違うかもしれない。

私のところではこういう遊びであった。

カンけり、ドッジボール、だるまさんがころんだ、の要素が複合的になったゲームだと思えばいい。

のだが・・・


道具は、野球ボール大のぷかぷかボール1個

人数は何人でもOK  7、8人くらいがいいかも。

場所は、カーラ屋ーの前庭

ルール

1.参加者にひとりひとりに1から番号をつける。
  5人いたら、番号1,2,3,4,5がいることになる。

2.ボールを最初に持つひとを適当に決める。

3.最初にボールを持ったひとは、だれでもいい適当な番号を叫んで、屋根の上にボールを投げるの である。ただし、屋根に投げたボールは、必ず、前庭に転がって戻るように投げなければならない。
 反対側にいったり、戻ってこなければ、投げたひとに罰点がつく。

4.番号を呼ばれたひとは、屋根から転がり落ちるボールを、地面に落ちる前にダイレクトで取らなければならない。

5.番号を呼ばれないひとと投げたひとは、鬼ごっこのように逃げる。

6.番号をよばれたひとがボールをダイレクトでキャッチしたら、別の番号を叫んで屋根に投げ返す。
  屋根へのボール投げは誰かが落とすまで続けられる。

7.ボールを取れなかった場合は、ボールを拾い上げた瞬間に「ストップ」といって、逃げたメンバーの動きをとめる。

8.ボールを落としたひとは、自分に近いひとか、もしくは罰点を与えたいひとに、ボールを投げつけ当てるのである。
 ボールに当てられたひとは罰点がつく。
 ただしボールを投げつけられたやつは当てられないように、その場でかわしてもいいし、とってもいい。
 その場合はボールを投げたたひとに罰点がつく。

9.この罰点の累積が取り決めた点数になったひとは「シケイ」と称する罰ゲームを受ける。
 「シケイ」とは、対象者が壁に向かって、手を広げて十字型(はりつけ型)で立つ。
 その他のメンバーは彼に向かって、ある一定の距離から思いっきりボールを投げつけるのである。

 この「シケイ」には子供達の性格や好き嫌いがもろにでる。
 
 やさしい子はあたらないように投げたり、嫌いな子や嫌われっ子はおもいっきりねらわれる。
 
 ただ、面白いのは頭に当てたらだめと取り決めたら、頭にあてた子が逆に罰ゲームの対象になった

 りするのである。


瓦屋根の葺き筋がボウリングのたくさんのレーンのようになって、投げたボールがどこから落ちるかわからないので、スリルがある。

ただ、大人ではもうだめだ、背が高くなって、ボールがどこから落ちるかわかるからつまらない。

子供だからこそ、ならではの駆け引きもあり、スリル満点と罰ゲームありの恐怖のゲームなのであった。


どこでの遊びだったかって? 〇〇〇はニッポンですか?

がっはっは・・・

もうわかるよね?


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Posted by 瓦屋根 at 21:24│Comments(0)追憶
 
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