ウチナー野菜と屋号

瓦屋根

2007年05月24日 21:54

いまでこそ、ゴーヤー、シブイ、ナーべーラーは、

ウチナー料理の定番の食材として認知されたが、

瓦屋根が幼い頃は、あまりに当たり前に食べていて、

しかも、ちょっとした庭があるうちでは普通に栽培していたので、

買ってまでは食べる野菜ではなかった。

いまでは買うようになったが、さすがにゴーヤー1本二百円とかの正札をみると

手が引っ込む。


幼い頃、両親はもちろんのこと周囲のニンゲンも

よく食べる野菜を、

タマナー(キャベツ)、ネリ(おくら)、シブイ(トウガン)、

ゴーヤー(にがうり)、マーミナー(もやし)、ナーべーラー(へちま)

と呼んでいたので、これらは普通に全国共通の呼び名だと、

小学校高学年まで信じていた。


瓦屋根の育った家の近くに、父の知人の家がありそこの屋号は、

「ナーデラグァー」と呼ばれていた。

幼い瓦屋根は、この屋号「ナーデラグァー」と野菜の「ナーべーラー」

の違いがわからず、「ナーデラグァーのおじさん」のことを

よく「ナーべーラーのおじさん」といっていた。


和訳すると「へちまのおじさん」か・・・

でも「ごーやーのおじさん」よりましか、

それとも「シブイのおじさん」・・・


ちなみに瓦屋根は「あしながおにいさん」・・・・

おあとは、かんばしくないようで・・・

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