ウタキ
粟国島には九つのウタキ(御獄)があるという。
字西集落の西のはずれ(古くはその一帯が発祥地らしい)の南北に走る断層があり、古代の海岸線だったらしい。
写真のウタキはその断層下にある。
いまいるかーら屋ーから歩いてすぐ近くにある。
一番目が向かって右側、次が左側である。
断崖は高さ20mほどで右側はひとが立てるほどのガマ(洞窟)になっており昔はそこから泉が湧いていたらしい。
左は突き出た断層が縦に割れ込んでいる。
そして岩をくりぬいた小祠がみえる。
本島南部のセーファーウタキ(斎場御獄)と規模は比較にならないほど小さいが、不思議な雰囲気が漂う空間である。
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