主のいないかーら屋ー
ここに映っているかーら屋ーは私のいるすぐ近くにある。
大きな屋敷内には、今はご覧のとおり雑草が生い茂り、主はいない。
この家を建てた主はうちなーでいえば、ハマヤー(がんばりや)だったのであろう。
かつての牛小屋か馬小屋が広いコンクリート作りで、しかも農具などを納めたであろう倉庫も同じくコンクリート作りで大きい。
しかし母屋であるかーら屋ーの正面の瓦は、今は軒桁から下はきれいに落ちて、むき出しになった垂木にブルーシートをかぶせている。
(写真は後ろ側から撮影)
元の主の子供達はすべて島をでてそれぞれの場所で定住している。
たまたま盆の前後で本土から帰省していたひとりの息子さんに補修の見積もりを依頼された。
お互い無理のない数字を出したのだが音沙汰なしである。(正直請けても大変)
仕事がとれるとれないの返答は別にして、生家であっても定住者のいない家のことを、残された子供達で相談しまとめるは結構大変らしい。
それでもかーら屋ーは親族・縁者が来てくれるのを待っている。
と思う。
ほんとにそう思う。
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