イチキュッパ
渡名喜島
いま思えばどうしてこういうところへいったのか、
思い出せないのだが、
当時の「彼女」にひっぱりまわされていた、
といっておけばかっこうがつくだろう。
だいぶ以前の某有名デパートの洋服売り場でのことである。
「セール」の赤札がかかって、
ハンガーにつり下げられたシャツが並んであった。
それらを物色していると、
なかなかセンスのいいシャツがあって、
値札を見ると「イチキュッパ」。
おーこれはなかなかのひろいもの、と思った。
しかし・・・
「イチキュッパ」の
数字をよーくみると、
「¥1980」ではなくて
「¥19800」だったのだ。
がっちょーん!である。
即、シャツはハンガーに戻し、
いままで乱雑に扱った他のシャツも
少し整理して、その場をクールぐぁーしーして去っていった。
セールじゃない「定価」だったら、いったいいくらだったのだろう。
その頃から、「あたまのねじ」ははずれていたのかな・・・?
それとも、別のあれかな?・・・
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