かでしがー

瓦屋根

2008年09月10日 13:32


嘉手志ガ-(糸満市大里)

糸満照屋交差点から県道七号線を南下して米須向けに向かう途中、

左側に大里集落が見える。

集落におりるとすぐ左側に「かでしがー」がある。

県道7号線をはさんですぐ反対側には南山城跡がある。

三山時代に南山城主の他魯毎が、

この湧水と尚巴志のもつ金の屏風と交換してしまい、

配下の民衆の人望を失ったとされる湧水である。

屋根のある水源からはこんこんと清水がわきでている。

地元だろうと思われるにーさんが湧水をペットボトルに汲んで、

がじゅまるのしたで島酒をわってのんでいた。

鉄格子奥の水源をじっとしてのぞいていると、

そーっと「しかまーしかまー(おそるおそる)」両手をのばしながら、

大きな手長エビがでてくる。

手をのばしたときのおおきさは20cmちかくあるだろう。

でかいやつほど臆病である。

人影に気づくとさっとかくれる。



かつて、ある映画で「戸川純」がこの湧水の屋根の上で

踊っていたのか謡っていたかのようなシーンがあったのだが、

なんだったか、思い出せない・・・



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