拝所とジャズ

瓦屋根

2008年09月06日 18:55


旧東風平町富盛
五獄への遥拝所


最近立て続けに、ウガンジュ(拝所)をまわった。

うがんじゅの雰囲気は地域場所によりいろいろだが、

この写真の遥拝所は敷地も整備されていて、

厳かな雰囲気がただよってくる。

瓦屋根はジャズをときどききく。

しかし、ウガンジュを回ったあとに聞くと、

名演でもうるさくしか感じられない。

クールストラッティン、フルハウス、チュニジアの夜、

枯葉、マイフェイバリットシングス・・・

だめだ。

クラシックもだめだ。

ようは、音楽全般だめだ。

まあ個人的な好みや認識の差なんだろうが、写真のような沖縄の拝所は

自然と人間の祈りが融合して、たとえいい音楽でも作為的なものを

排除しようとする雰囲気があるのかもしれない。

このような心理状態に合う楽器は、日本の尺八などはいいかもしれない。

あと、ネイティブアメリカンフルートという楽器を演奏する、

「カルロス・ナカイ」というひとの演奏も自然でいいとおもう。

音色が尺八ににて、音が空気の中を漂っているように感じる。



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