誰?
旧東風平町富盛の石彫りシーサー
これぞシーサーの中のシーサー。人の背丈近くの大きさで堂々としている。
三百年以上にわたり村人を災いから守っている。
横っ腹には先の大戦の銃痕がいくつもある。
このシーサーを銃撃戦のたてにして写された、米兵の写真を見た記憶がある。
ということはシーサーは無用な殺戮から米兵をも守ったともいえる。
「ダリってダリ(誰)」?
と、駄洒落をいっても石を投げられるだけだ。
さらに「ダリだ?ダリだ?ダリだ~?」(ガッチャマン風)や
「あのこはダ~リ、ダリでしょね~?」(童謡風)と
やっちゃうと、もはや「てぃーだ」から、レッドカードをもらいそう・・・
あほなことをいわなくても、ダリは小・中学校の図画や美術の教科書には
必ず作品が紹介されている、大芸術家である。
でも正直いって、だらーっとゆがんだ時計の絵しか記憶にない。
ダリが沖縄の数あるユニークなシーサーをみたらなんとコメントするんだろうと、
考えるとなんだか面白くなってくる。
それこそ「神ダーリ」の方に仲介してもらって、
あの世からのコメントをいただきたい。
彼は相当な変わりものだったようなので、これくらいの冗談は
ひげダンスしながら流してくれるだろう。
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