道具
写真の道具は屋根左官(ムチゼーク)が使う道具で、鏝(こて)である。
写真の三本とも瓦屋根が使っているのだが、いまの現場には使いづらい。
瓦屋根は今までもっぱら、30~40年以上前の手作りの古瓦が使われた民家を相手にしていた。
だから、今のプレス加工でやや大きめの形のそろった瓦には道具がやや小さすぎるのである。
いちばん左の鏝(こて)は、チチから譲り受けたものだが、チチは別の先輩職人からずいぶん前に
譲り受けたというから、かれこれ50年以上は使われてきたと思う。
真中の鏝は先輩職人からもらったものだが、仕上げに向いている。
右の鏝を今は主に使っているが、さっきもいったように今の現場が続くようでは、
新しく鍛冶屋に造ってもらわなければならない。
鍛冶屋といっても溶接だけの鉄工所ではだめなのである。
鍛造ができないといけない。
実はムチゼークが使う鏝を作れる鍛冶屋も県内では限られてきている。
写真の道具は製造に明らかな違いがある。
左の50年物は、昔の農具から鍛造したものらしく、
鏝平面から木製の取っ手に突き刺さっている柄とは一本の鋼からできている。
だから溶接の跡はない。
しかし右2本の年代の新しい鏝は、平面から柄は溶接でつながっているのである。
だから、技術的には古い鏝が製造は難しいのである。
ちなみに鏝の下に写っているのは、瓦屋根が使っている例の化石PCである。
たしか1999年製だったと思うから、PCでいえば骨董品である。
出痔亀ソフトを起動したままやPCでCDを聞きながら投稿の文章作成していると、
間違いなくフリーズする。
何度泣いたことやら・・・
あ、そうそう、今年も皆様、瓦屋根のたわごとブログをよろしくお願いします。
関連記事