琉球石灰岩

瓦屋根

2006年02月17日 22:46

赤瓦や漆喰の話ばかりしてしまいましたが、

沖縄の伝統建築で忘れてはならないのが、琉球石灰岩です。

代表的なのは、グスクの城壁、門中墓、石橋、民家の屋敷周りの切り石積みを思い出すことでしょう。

実は沖縄の伝統的建築物は木造と石造の折衷でもあるのです。

台所(とぅんぐぁ)の周囲や住宅の裏の壁を石灰岩で積むことが多く見うけられるのです。

これは、木材だけに頼らず、できるだけ強固にかつ長持ちさせるように工夫した結果でしょう。

ろくな工作機械など無い時代の建築なのですが、よくみるときれいに石がそろっています。




この写真は旧具志頭村の住宅なのでおそらく石は、港川粟石です。

あの有名な港川人が発見されたところです。

この石は粒の細かい「かみなりおこし」のような風合いです。

そっくりです。違いは食べられないだけです。

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