上里グスク
国吉グスクをでて、次はどこに行こうかと迷いながら、
さらに南に向かった。
ハル道をぬけて真栄里に出た。
老人福祉施設跡に真栄里グスクがあるのは知っていたが、
そこはすどおりして、名城に向かった。
名城にはフェンサグスクがあるがそこはちら見した。
名城ビーチ入り口を横切り喜屋武入り口にでた。
そこから具志川城跡によろうかと思ったが、
やっぱりはじめからひそかに考えていた上里グスクに向かう。
そこも5年ぶりであろうか。
さらにうっそうとなったような気がする。
道をへだてて上里集落のやや後方にある。
うっそうとしたなかにはいると、どこからが城内になるのか区別がわからないのだが、
拝所跡のような石組が目に飛び込んだ。
国吉グスクでもそうだが、足元には雑草や石がごろごろしているので、
ハブが怖い。
おまけに蚊だ。
本来なら冬に散策するのがよいのであろう。
うっそうと樹木がグスクを覆いつくしているので、
グスクの形状がわからない。
しかし、じっくりみまわしてみると、
石垣がしっかり残っている部分がある。
入り口からまっすぐグスク内を突っ切ると、
断崖にいきつく。眼下には福地、伊原集落が望める。
そこが築城に利にかなった場所だと納得できるのである。
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