きょうの弁当&現場+α

瓦屋根

2007年08月10日 14:11




きのうは久しぶりに現場が読谷であったのだが、現場スラブの塗装が終わっていないということで、

瓦あげと、墨だしで午前中は帰った。

ではきょうも読谷かと思いきや、違う。

南部の糸満である。

朝から雨が降っていたので、休みだろうと思っていたら、

瓦の荷揚げのためにクレーンが来ているので、

雨でも作業は進めないといけないようだ。

台風7号の影響だろうか、来る途中の県道7号線は風がつよく、

顔にあたる雨粒が痛い。

糸満の摩文仁が現場であるが、ナハマラソンの中間地点の目の前といえば

わかるヒトにはわかるはず。

終戦記念日前後にそこが現場になるとは、縁があるのであろうか。

今の平和記念資料館ができる前は何度か見学したが、

沖縄戦体験者の体験談を読んで、いくたびに言葉が出なかったのを思い出す。


現場は本島南部の先っぽにあたる。

だから本島での今回の台風の影響が一番おおきいところといえる。

12時すぎに荷揚げが終わりそうになる頃に、暴風雨といってもよいほどの

横殴りの雨が降り出した。

荷揚げが終わるとそのまま解散した。

きょうの弁当は、家に帰って食べた。

朝現場に向かう途中で買った。

250円である。

味は可もなく不可もなくというところである。


帰る途中は、南山城跡と嘉手志ガーのすぐ近くをとおるので、

久しぶりに寄ってみた。

南山城跡はしばらく見ないうちにガジュマルの樹々が大きくなっている。

嘉手志ガー(湧水)は、三山統一の覇者である尚巴志が統一する前に、

湧水の所有者でる南山王タルミーとのあいだで

湧水と金の屏風を交換した逸話が有名である。

それにより、南山王は民衆の支持を失ったという。

ここについては瓦屋根はむしろ、何の映画だったか、女優の戸川純が写真のコンクリート屋根の上で

歌っていたようなシーンが印象に残っている。



そうそう、たしか尚巴志は豊見城城内に女の間者を送りこみ、

城主をまるめこませ、城下に橋をかけさせて、せめ滅ぼした話があったと思う。

県道7号線の旧道沿いにはその豊見城城跡もある。