漆喰瓦屋根の地域性
粟国島の伝統的な家屋は、
敷地が道路より低く掘り込まれ、
屋敷をサンゴ石灰岩の野面積みで取り囲み、
屋敷林には福木が多く用いられている。
敷地が道路より低いのは、当然ながら猛烈な暴風をさける役目を果たす。
石灰岩上に屋敷は立地しており排水がよいので、大雨でも浸水することはない。
また当然ながら福木も暴風が直接家屋に当たるのを防ぐ働きをしている。
これらが、一体となることによって、このかーらやーを長年の風雨から80年も守ってきたのである。
地域に根ざした昔からの知恵である。
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