シーサーの災難

瓦屋根

2006年09月28日 21:10

ずっと前から依頼があったのだが、急遽粟国島に行って帰るまで

手付かずだったシーサーの修理。

シーサーと家主さんには申し訳ないが、作業にも優先順位がある。

ここは3年前に漆喰塗り替えして、シーサーも補修・色直しをしていた。

4月に連絡があった。

普通台風でもこない限り、この時期にシーサーが壊れることはないのだが、何とも不可解だった。

今回やっと行くことができた。




シーサーは台座からきれいに取れてしまって、屋根から降ろされていた

まあ「壊れた」というレベルではない。

それにしても実物をみてみると、なぜ取れたのかがわからない。

重いから、よっぽどの衝撃があたったか、漆喰が劣化しない限り、取れにくいはずだが・・・



ぴんとくるのは、「シーサーどろぼう」。

古いかーら屋ーのシーサーは職人の手作りで、世界にひとつしかないものである。

これを珍しさのあまり、盗むやからがいるのである。

台座からはずしたのいいがこれが予想外に重たかったから(ほんとに重かった12、3キロ)、

運び出すのをあきらめたか?

あと考えられるのは、子供達が屋根にバスケットボールくらいのやつで遊んでぶつけた?

まあ、子供達であれば、しょうがないさ。

いくらでも修理するよ。


でも、どろぼうはねぇ・・・、あきれるというか、

カーラ屋ーと一体になっているのを見て楽しむべきなのにね・・・

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